ごあいさつ
なぜ、今、みんラボ?
研究代表者 筑波大学大学院(人間系心理学域) 原田悦子
「みんラボ」こと「みんなの使いやすさラボ」は、日本で初めての「企業内ではなく、中立な立場での、モノの使いやすさに関する研究センター」であり、その主たる情報提供者の方を、高齢者の方を中心にボランティアとして募り、様々にご意見を伺っていく」というスタイルは(おそらく)世界でも類のないものだと自負しています。
ではなぜ、「みんなの」と言いながら、高齢者の方々に特に参加をお願いするのでしょうか? それは、モノの使いにくさを様々に体験されている高齢者の方こそ、「モノの使いにくさ、使えなさについて、様々なことをご存知である」こと、同時に「しかし、実はご年配の方でも若い人でも、あるモノが使いやすいかどうかは基本的に同じ」というユニバーサルデザインの原理があり、だからこそ、高齢者の方たちから「使いやすさ」について教えていただくことによって、誰にとっても「より使いやすい」ものづくりが可能になるためです。
今、日本は、世界にもまれなスピードでの社会の高齢化と情報化とが同時に発生しています。そんな中、豊かな高齢社会を作っていくための一つの方策として、本当の意味で使いやすいモノを作れる社会にしていきたい、と考えています。
どうか 皆様のお力を貸してください!
ご連絡をお待ちしております。